究極のヨーグルト健康法―ここまでわかった乳酸菌パワー (講談社プラスアルファ新書)

究極のヨーグルト健康法―ここまでわかった乳酸菌パワー (講談社プラスアルファ新書)

僕がヨーグルトを愛好するひとつのきっかけがこの本です。


このなかの第4章「注目される新しい乳酸菌の機能」には、最近わかってきたといわれる
乳酸菌の機能について書かれています。目次の内容をそのまま書くと


病気予防のプロバイオティクス
がんのリスクを低減する
アレルギー低減効果
アトピー性皮膚炎への乳酸菌効果
免疫活性を活発にする
ヘリコバクター・ピロリを減少
コレステレロールを下げる効果
ヨーグルトは血圧を下げる
ヨーグルトの腸内環境改善作用
ヨーグルトで超便秘の解消
ヨーグルトの整腸作用
老人性痴呆症を予防する
ヨーグルトで歯周病をなおす
ヨーグルトの美容効果
にんにくのあとにヨーグルトを


歯周病からがんまで、なんでもあり。
乳酸菌ってすごいですね。


でも、ニセ科学フォーラムをきいた影響で、ここまでなんにでも効くとちょっと怪しいんじゃないか?
という気分が出てきます。本の中では各メーカーのヨーグルトの紹介もしっかり細かくしているし、
弁野先生自身、乳業会社とヨーグルトの研究を一緒にやっていたり、全国はっ酵乳・乳酸菌飲料協会の
理事なんかもしている。
ニセ科学のパターンからすれば、なんか癒着があったりするんじゃないの?と斜め目線で見てしまいます。


僕自身はヨーグルトや乳酸菌が健康をもたらすだろうと信じていますが、根拠の十分ではないことや、予想に過ぎないことまで
妄信するつもりはありません。効果がはっきりしていることと単なる推定とは区別すべきです。


まずは今僕がとても気にしている「コレステロールを下げる効果」から検証します。